オーギュメントコード (aug)

増5度を持つ不思議な響きのコード

オーギュメントコード(aug / +)は、メジャートライアドの5度を半音上げた(増5度にした)コードです。

構成: ルート + 長3度 + 増5度
Caug = C - E - G#

特徴
- 長3度の等間隔で構成される対称的なコード
- 12音中、augコードは実質4種類しか存在しない(Caug = Eaug = G#aug)
- ホールトーンスケールとの関連が深い
- 上行する半音階的なベースラインの中で経過和音として使われることが多い

使い方
- I → Iaug → IV の進行(5度が半音ずつ上がる)
- ドミナントの代理として
- クリシェ(内声の半音移動)の中で

サウンドデモ

C
Caug
F
C

ピアノで試す

ファ

この理論が使われている楽曲

実際の楽曲でこの理論がどう活かされているか確認しましょう。

1

Oh! Darling

The Beatles (1969)

E→E+→Aの進行でオーギュメントが使われ、切迫感のある響きを演出。

2

Crying

Roy Orbison (1961)

augコードがクリシェラインの中で感情的なクライマックスを生み出している。

3

(Sittin' On) The Dock of the Bay

Otis Redding (1968)

メロディアスな進行の中でaugが使われ、どこか浮遊感のある独特の雰囲気を演出。