🎶 コード進行
セカンダリードミナント
ダイアトニック外のドミナントで色彩を加える
セカンダリードミナント(副属七)は、ダイアトニックコードのいずれかをI(トニック)と見立て、そのV7を挿入するテクニックです。
基本例(Cメジャー):
- V7/II (A7): Dm7へ解決 → A7 → Dm7
- V7/III (B7): Em7へ解決 → B7 → Em7
- V7/IV (C7): Fへ解決 → C7 → F
- V7/V (D7): G7へ解決 → D7 → G7
- V7/VI (E7): Amへ解決 → E7 → Am
効果:
- ダイアトニックだけでは得られない「引力」と「色彩」を加える
- 一瞬だけ転調したような鮮やかな響き
- 特にV7/Vは「ダブルドミナント」と呼ばれ、非常に多用される
セカンダリードミナントを使いこなすと、コード進行の色彩が一気に豊かになります。
サウンドデモ
I: C
V7/II: A7
IIm7: Dm7
V7: G7
IM7: CM7
ピアノで試す
シ
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
この理論が使われている楽曲
実際の楽曲でこの理論がどう活かされているか確認しましょう。
1
Sweet Child O' Mine
Guns N' Roses (1987)D→C→G→Dの進行中にセカンダリードミナントが使われ、ロックに高揚感を加えている。
2
I Got Rhythm
George Gershwin (1930)セカンダリードミナントの連続で色彩豊かな進行を実現したジャズスタンダード。
3
Georgia on My Mind
Ray Charles (1960)各コードへのセカンダリードミナントが楽曲に深みと温かさを与えている。
4
Dancing Queen
ABBA (1976)ダブルドミナント(V/V)が使われ、サビの高揚感を増幅。