🎶 コード進行
サブドミナントマイナー
メジャーキーに切なさを加える借用コード
サブドミナントマイナーは、メジャーキーの楽曲で同主短調(同じルートのマイナーキー)からIVm(サブドミナントマイナー)を借用するテクニックです。
基本例(Cメジャー):
通常のIV = F(F-A-C)
サブドミナントマイナー = Fm(F-A♭-C)
使い方:
- IV → IVm → I: サビの最後で切なさを加える
- I → IVm: 一気に哀愁を呼ぶ
- A♭の音(♭6th)が独特の切なさの正体
関連するコード:
- ♭VI (A♭): 同じ♭6thの音を含む
- ♭VII (B♭): 同主短調からの借用
- IVm7 (Fm7): セブンスを加えてよりジャジーに
J-POPの「泣きサビ」の最終兵器とも呼ばれるテクニックです。
サウンドデモ
I: C
IV: F
IVm: Fm
I: C
ピアノで試す
シ
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
ド
レ
この理論が使われている楽曲
実際の楽曲でこの理論がどう活かされているか確認しましょう。
1
Creep
Radiohead (1992)G→B→C→Cmの進行でサブドミナントマイナー(Cm)が楽曲の「不気味な切なさ」を生んでいる。
2
In My Life
The Beatles (1965)IVmが使われ、ノスタルジックな切なさが印象に残る名バラード。
3
Space Oddity
David Bowie (1969)Fmajor→Fminorの動きが宇宙の孤独感を表現。サブドミナントマイナーの名使用例。
4
ひまわりの約束
秦基博 (2014)サビ終わりでサブドミナントマイナーが使われ、切ない余韻を残すJ-POPバラード。
5
Yesterday
The Beatles (1965)F→Fmに一瞬移る部分が楽曲の切なさのピーク。ビートルズはこの手法の名手。